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第7回送受金(トランザクション)の基本手順

  2024年 12月 10日

第7回送受金(トランザクション)の基本手順

前回までに、Ledger Nanoで複数の通貨を管理するためのアプリ運用やリカバリーフレーズの重要性などを確認してきました。今回は、いよいよ仮想通貨資産の送受金方法、つまりトランザクション手順についてご紹介します。Ledger Nanoでは、送金時に必ずデバイス上で署名確認を行うため、高いセキュリティを維持しながら取引できます。

送金する場合、まずは「Ledger Live」を開いて該当通貨のアカウントを選びます。送金先のウォレットアドレスと送金額を入力し、「送金」ボタンをクリックします。すると、Ledger Nanoがトランザクションを確認するよう促してきます。デバイスを接続し、本体画面に表示されるトランザクション内容(送金額、宛先アドレス、手数料など)を確認し、物理ボタンで承認します。これにより、秘密鍵はデバイスから出ることなく、署名が完結します。

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送金はLedger Nano本体で最終確認するため不正が困難

受金の場合はさらに簡単です。自分のウォレットアドレスを相手に伝えるか、QRコードを共有すれば、相手がそのアドレスに送金してくれます。トランザクションがブロックチェーン上で承認されれば、Ledger Liveに残高が反映され、Ledger Nanoで保管中の通貨として安全に管理できます。受金時にはデバイス上の操作は必要ありません。

この仕組みにより、Ledger Nanoはオンライン取引やウォレットの脆弱性を極限まで抑えつつ、必要な時に安心して資産を動かせる環境を提供します。次回は、モバイル環境での活用や、Ledger Nano XのBluetooth機能を使った利便性向上策についてお話ししましょう。

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