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第8回モバイル環境での活用~Ledger Nano Xとスマホ連携

  2024年 12月 10日

第8回モバイル環境での活用~Ledger Nano Xとスマホ連携

これまでの記事で、Ledger Nanoを使った基本操作やセキュリティ対策、送受金手順を学んできました。今回は、Ledger Nano Xの特徴であるBluetooth機能を活用し、スマートフォンから直接資産管理を行うメリットについて解説します。外出先やPCがない環境でも、常に資産状態を把握できるようになるのは大きな利点です。

Ledger Nano Xはスマホとペアリングすることで、Ledger Liveモバイル版を通じて残高確認や送金操作を行えます。手順は簡単です。まず、Ledger Liveをスマートフォン(iOSやAndroid対応)にインストールし、指示に従ってLedger Nano XとBluetooth接続を行います。これで、USBケーブルを使わなくても、スマホ画面でトランザクションの確認や通貨追加が可能になります。

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Bluetooth接続でどこでも資産を管理可能

重要なのは、この過程でも秘密鍵はLedger Nano X本体から漏れないことです。トランザクションの最終承認は常にデバイス側で行われ、スマホはあくまで操作画面として機能します。もしスマホがウイルス感染していても、秘密鍵を直接盗むことは不可能です。このため、外出先でもセキュリティを損なうことなく取引や残高確認が行えます。

外出先で価格変動をチェックしたり、トレードチャンスを逃さないようにしたいトレーダーや、常時アクセスが必要なユーザーにとって、Ledger Nano Xのモバイル連携は強力なアドバンテージとなるでしょう。次回は、バックアップと復元手順、トラブル時の対処法についてさらに掘り下げていきます。

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