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第18回サードパーティウォレットとの連携活用

  2024年 12月 10日

第18回サードパーティウォレットとの連携活用

前回までに、Ledger Nanoを中心とした資産管理や定期的なチェックの重要性について解説しました。今回は、Ledger Nanoを他のウォレットやDApps(分散型アプリケーション)と連携する方法と、その際の注意点を取り上げます。これにより、仮想通貨の利用範囲が広がり、DeFiやNFTマーケットプレイスなど、多彩なサービスに安全な形でアクセス可能になります。

代表的な例として、Metamaskとの連携があります。MetamaskはWebブラウザ上で動作するウォレットで、さまざまなEthereum系DAppsに接続できますが、その秘密鍵管理は通常PC内部にあります。しかし、MetamaskをLedger Nanoと連携すれば、秘密鍵はLedger Nano内で保持され、トランザクション署名時はハードウェアウォレットによる物理的な確認が必要となり、セキュリティが飛躍的に向上します。

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ハードウェアウォレットで安全性を保ちながら幅広いサービスにアクセス

同様に、分散型取引所(DEX)やDeFiプラットフォーム、NFTマーケットなど、信頼性の高い外部サービスとLedger Nanoを組み合わせることで、オンライン環境での操作を行いつつ秘密鍵は常にオフラインで保護できます。ただし、不明瞭なサイトや怪しいDAppsとの連携は避け、必ず公式情報源からアクセスし、安全性が確認されているサービスのみを利用しましょう。

次回は、旅行や出張時におけるLedger Nanoの物理的なセキュリティ対策や、紛失・盗難リスクへの備え方について説明します。外部サービスとの連携によって利用範囲を拡大しつつ、安全性を一切妥協しないよう心掛けてください。

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