この記事の目的:古いNASや複合機へ接続できないとき、「SMB1のチェックを入れれば直る」という対処を最初に行わず、相手機器の仕様と更新可能性を確認してから判断します。
SMB1は古いファイル共有プロトコルです
MicrosoftはSMB1に重大なセキュリティ上の問題があり、使用しないことを強く推奨しています。Windows 11ではSMB1が標準で利用されない構成が基本です。接続できないという理由だけでSMB1を常時有効化するのは避けます。
相手機器が本当にSMB1しか使えないか確認する
古いNASや複合機でも、ファームウェア更新や管理画面設定によりSMB2/SMB3へ対応できる場合があります。製品型番、ファームウェア、メーカー仕様を確認します。「古い機器=SMB1必須」とは限りません。
別の原因を先に除外する
名前解決、資格情報、共有名、Firewall、ネットワーク経路の問題でも「古い共有へつながらない」症状は発生します。Windows共有の基本切り分けを行い、SMBバージョンが原因である根拠を確認します。
更新できるなら機器側を更新する
SMB2/SMB3へ対応できるファームウェアがあるなら、長期的には機器側を更新する方が安全です。業務機器で更新できない場合は、保守契約やメーカーサポート条件も確認します。
どうしても必要な場合は範囲を限定する
業務上すぐ機器交換できず、SMB1が一時的に必要な場合は、利用端末、ネットワーク、期間を限定し、インターネットや重要サーバーから分離するなどリスク低減策を検討します。恒久運用では機器更新を計画します。
接続成功は原因特定の手掛かりですが、安全な恒久構成であることを意味しません。なぜSMB1が必要なのかを記録し、更新・置換の計画につなげます。
Microsoftの推奨
MicrosoftはSMB1を使用しないことを強く推奨し、必要なSMBサーバーをSMB2以降へ更新することを案内しています。SMB2/SMB3にはSMB1にはないセキュリティ機能が追加されています。